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5.12

『ジャッキー・コーガン』

ううう、また貴重な元気な時間にしょうもない映画を見てしまった、アンドリュー・ドミニク監督『ジャッキー・コーガン』。ブラッド・ピッドが殺し屋ってので結構期待していったのに、なんやこれは。今更デビュー当時のタランティーノにでもなりたいのかって感じのダサい格好のつけ方で、どうでもいい会話をただどうでもよく撮ってるだけなので、本当にどうでもいい。ラリってる様子とか銃撃シーンをスローモーションで見せるのも、どうでもいいからさっさとしろ!としか思えず。
冒頭の、本当に悪そうなやつらが集まったマフィアの賭博場までくらいはちょっと面白いかなと思えたんだけど、その後ブラビの登場は遅いわ出てきたところで全然悪くないかなり常識人な殺し屋やわ映画全体に漂うアメリカ経済批判も一体この脚本の何に関係あるのかさっぱりわからんわどうやら現代が舞台らしいけど中途半端にブラピのファッションや出てくる車がやたらクラッシックなこだわりも意味不明、うーむ。ピッくんはもうちょっと映画の趣味がいいと思ってたんだけど、残念。
レイ・リオッタが雨の中殴られるシーンはちょっと本気で怖かったのだけはよかった。しかしサム・シェパードが登場してたことには気付けてなかったのだった…。