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7.29

『3人のアンヌ』

ふうう、数ヶ月ぶりにやっと満足いく映画が見れた、ホン・サンス監督『3人のアンヌ』、めちゃくちゃ面白かった。
過去の作品同様、ろくでもない酔っ払いがたいした仕事もせずうだうだと下心丸出しの下手な駆け引きを繰り返してるだけで、『アバンチュールはパリで』では韓国人がパリに行って同じことをしてたのを今度はフランス人が韓国に来て同じことをしてるだけなのに、繰り返される映画と全然きれいじゃない海を何時間でも見ていたかった。
もうこの、日本人でキャスティングするなら絶対に松岡修造なオレンジ色のライフガードが、登場の仕方からセリフから最早ずるいくらい笑えたし、通行人のパンチパーマのおばあちゃんにも爆笑、相変わらずどこまで本気でどこまでふざけてんのかこのおっさんはと思ってパンフレットのインタビューとか読んでみると恐ろしいくらいもちろん考えて作られてるのがまた恐ろしいんだけど。
っていうかそんなことよりイザベル・ユペール、60歳にしては可愛い過ぎないか。男たちが次々恋に落ちるのも思いっきり納得、フランス人女優はやっぱりかっこいいなーと感動してたら、次回作にはジェーン・バーキンが出演するそうで。色々と楽しみ過ぎる。

と、大満足で劇場の外に出たら、次の上映作品が『スプリング・ブレイカーズ』だったんだけど、ロビーで、ほんまに映画から飛び出してきたみたいなビッチの集団がきゃっきゃと開場を待っていて、なんとも心打つ光景だった。見終わったあとの彼女たちと呑みんでみたかったなあ。

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「プロテクト ユー!」って言って欲しい。