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9.15

『オン・ザ・ロード』

ただいにゃー。
大阪では、相変わらず映画を一本も見ず、ヴィトンの新作展示会に行ったり呑みに行った先でシャンパンタワー作ってはしゃいだりしてました。酷かったです。
しかしそんな間にも一応messyさんにて今更ですが『モテキ』について吠えてたりもするので、お時間のあるときにでも是非ご一読を〜。

そんなことしてる間に見るべき映画が溜まっていく一方なのに、なんでこんな微妙な映画を見てるのかというと友人に激しく勧められたからなんだけど、何気に初体験のウォルター・サレス監督『オン・ザ・ロード』 は確かにとてもいい映画だった。
ジャック・ケルアックの原作「路上」は読んだことないけど、まあ、わかりやすい50年代ヒッピー気取りの若者たちのロードムービー、小説家の青年とその仲間たちがひたすらハッパと酒にまみれながら春夏秋冬アメリカを右へ左へヒッチハイクしたりさせたりセックスしたり。でも悪ぶってるけどでも基本着てるのはネルシャツだったり、母親のことは結構大事にしてたり、微妙な野暮ったさが可愛かった。ゲイの友だちが泣ける。
主演のイケメン二人もとても良かったけど、私生活ではたった一度の浮気を世界中に非難され可哀相なクリステン・スチュワートちゃんがいい感じのビッチになってて、素敵でした。エイミー・アダムスの病みっぷりも、キルスティン・ダンストちゃんの白髪みたいな金髪も、と、意外と女優陣が見所だったりもして。激しい音楽もかっこよかった。
最終的には、悩めるガキの父親探しの旅ってな話だけど、久しぶりにきらきらした若さが眩しくて。やっぱりメキシコには一度行ってみたい。