BLOG

10.01

『ウルヴァリン:SAMURAI』

日本が舞台のハリウッド映画ということでどんなトンデモ作品かと思っていたけど全然そんなことはなく、予想以上の面白さだったジェームズ・マンゴールド監督『ウルヴァリン:SAMURAI』 、こんなところでペコロスとは。
これまでのX-MENシリーズはほとんど見たことがなく、原作のアメコミも読んだことがないので、時間の流れとかキャラクターの詳しい事情とかは今イチよくわからないんだけど、それでもこんなに丁寧に作られたアクション映画、個人的には『スタートレック』と甲乙つけがたいわあと誰に頼まれたわけでもないのにひとり悶々としてしまいました。さすがに新幹線上でのアクションとか、まさかのロボット侍には思いっきり吹き出してしまったけど(矢志田様的にはあれでいいのか…?)。でもあのラブホテルの受付のおばさんとか婚約者の政治家とか、妙にハマってるキャスティングといい、長崎の田舎の雰囲気といい、雪降る街並といい、やたらとしっかりしてるのに感心(でも今どきのラブホテルに窓はないよ)。ただ最後、スーパーヒーローにしては一度はやった異国の女に対して雑過ぎないかとちょっとショックだったけど…。
モデルとしてはあんまり好きじゃなかったタオもよく見えたけど、あのスーパーモデル体型は日本の映画じゃ馴染めないだろうなあ。逆に真田広之の小ささはキャラクターの異常さに合ってて良かった。ヒュー・ジャックマンの長髪はないなと思った。
歌舞伎町の映画館で見たから、観賞後外に出てなんか変な感じがした。