黒沢清監督『リアル 完全なる首長竜の日』（13年）、実は試写で一度拝見したっきり、公開中は思いっきり入院してたので見逃してたんですよ、ミスチルバージョンを。なので本日も爆音収穫祭に向かって改めて鑑賞。
結構覚えてるつもりやったけどやっぱり爆音になると全体のイメージはだいぶ変わるし、前回は全然気付いてなかった不思議な音たちの存在も入り乱れ、「変な映画…」（褒め言葉）という印象はますます大きくなるばかり。首長竜が登場して暴れ狂うシーンの音の迫力が凄まじいのはもちろん、それ以前から既に竜の気配を感じるような音は流れていたのですね。そして爆音で健の「あつみ！」が聴けて、満足じゃ。
しかし二回目でもやっぱり、中谷美紀のあまりの妖艶な怪しさには、実は全部こいつの妄想なんじゃねーのと思わせるぐらいの異様さで、ちょっと笑ってしまった。あの病室のシーンとか、可笑し過ぎる。
しかしミスチル、これはどうしたの。

で、そのまま、二日ぶり二回目の爆音『マーヴェリックス』鑑賞。冒頭からの爆音でうねる波もパドる男たちも相変わらずかっこよかったんだけど、何よりテンション上がったのはお客さんの数がこないだの倍はいたこと。このままどんどん盛り上がっていくべき映画。