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11.11

『2ガンズ』

トニスコ先生亡き後もデンゼルくんは、色々ワルさするけど実はええヤツキャラを演じ続けるのかしらとバルタサール・コルマクール監督『2ガンズ』を見に行ってみたら(監督の名前、媒体によって発音が違い過ぎないか)、まさにそのまんまな感じやったけど、前歯を金歯にしても相変わらず窮地に陥ったときのデンゼルの笑顔は最高で、悪くなかった。
デンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグがチャラい強盗コンビ、と思わせて、実はアイツが捜査官でアイツがおとりでコイツが敵であの子がスパイで、って、ちょっと色々ややこしくし過ぎてダルく感じる部分もなくはなかったが、正体がバレ合ったふたりが再びコンビになっていく感じがやっぱりこのふたりだからか中々良く。もちろん電車を止めるだけで泣かせるトニスコには遠く及ばずだし、あと10分短かったらもっとよかったけど、マークのKYキャラも結構笑えたし、愛する女を殺されたデンゼルのリアクションにはぐっときた。
砂漠のど真ん中で斬新なガンマンの対決とか、最後の牛さん攻撃とか、これ思いついたときが一番楽しかったでしょうね。せっかくこんなことするんだったらもっと滅茶苦茶してほしかったけど。散々人間関係かき回しといて最終的にめっちゃ簡単に軍も警察もCIAも一気に片付けてしまう終わり方はえらい呆気ないなと思ったけど、ラストカットがデンゼルのウィンクはずるい!