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1.05

『ゼロ・グラビティ』

映画初めっぽいかなと思って、アルフォンソ・キュアロン監督『ゼロ・グラビティ』を3Dで鑑賞してみた(『トゥモロー・ワールド』は未見…… )。
見る前に絶賛の声をいっぱい聞き過ぎてて、実際見て確かにこれはすごいなと思ったけれどそれ以上の感動や衝撃があるわけではなかったのはちょっと残念だったけど、十分に楽しみはした。初めて、飛び出してくる3Dに体を動かして避けそうになった。
内容的にはなんてことないし、母体とか子宮とかだいぶ興ざめやし(衛星の破片は精子か!と騒いだらさすがにそれは言い過ぎと失笑された)、火災が起こったあたりで主人公不運過ぎやろと笑ってしまったし、映画的にはたいしたことないと思うけど、やっぱりこの映像体験はアトラクションとしては圧巻。冒頭からの360度撮影&照明とか宇宙に放り出される遠近感とかにはぞくぞくしっぱなしでした。この先の話、ってのも気になったけど、91分という尺ならこれでいいかと。
ほとんどひとりでぎゃーぎゃーパニック起こしてるだけのサンドラ・ブロックも、初めていいと思ったし、これはジョージ・クルーニー萌えの映画でしょと言いたくなるくらい頼れるジョージ兄貴がかっこいい(やっぱりこの人は声よねー)。中国の宇宙船にはほんとに卓球のラケットが浮いてるのか。
以前から、宇宙の何が面白いのかさっぱりわからなかったけど、改めてロクなもんじゃねえなと再認識。って言うか、普通に「宇宙飛行士になりたい!」と夢を抱いてる子どもがこれを見たらやっぱ絶対イヤと思うんじゃないか。