1.28
『大脱出』
スタローンとシュワルツネッガーがW主演で「仕掛けるのは、頭脳戦」ってコピー、絶対嘘やろと思いながら、ミカエル・ハフストローム監督『大脱出』を見てみたら、やっぱり嘘で、ブレッソンじゃあるまいし色々暴れてたけど、見ながら、こういう、なんのパロディでもなく皮肉でもなく本気で人気スターが暴れてるだけのハリウッド映画って久しぶりよなあと、たいして面白くはないけどなんか感心した。
セキュリティ・コンサルタント(脱獄のプロをそう呼ぶらしい)のスタローンが騙されて入った謎の要塞、そこでシュワちゃんと出会い、ふたりで悪に立ち向かい脱獄を計画する。ここでもスタローンは相変わらず老体に鞭打ってこれでもかってくらい必要以上に痛めつけられ、殴られるだけじゃなく睡眠不足にしてやるの刑まで受けて、ふっらふらになりながら頑張っていた。その姿を見れたのは嬉しかったんだけど、さすがにこのシュワちゃん、これでギャラ貰うのはずるいんじゃないかってくらい何もしてなかった(そのくせマシンガンをぶっ放す唯一の見せ場けはスローモーションで引っぱりまくる)。関係ないけど、「シュワちゃん」というあだ名が小6の甥っ子に通じなくてショックだった(彼はシュワルツネッガーを「アーノルド」と呼ぶ)。