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2.03

『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』

見ちゃった、キム・ソンス監督『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』。レイトショーだったので西島ファンのOLが仕事帰りにひとりで見にきました風ファッションで行ってみたのに、ほとんど中年男性客でした。
司城志朗の小説が原作のストーリー、冒頭からフルスピードに話が複雑で意味不明な展開、これで夢オチとかやったらさすがに怒るぞと思っていたが、さすがになるほどうまいことまとまってくれてて、ただ困惑するばかりの西島秀俊を二時間見ててももちろん飽きることはなく。
ロケ地は日本が多いけど、銃撃戦とかカーチェイスとか、最近の邦画が頑張ってハリウッドの真似しましたっていう安っぽい映画よりは俄然迫力や重さが違うのは、なんでなんだろう韓国映画。やっぱりお金のかけ方が違うのかなあ。終盤、一番の悪玉を演じてる伊武雅刀の登場により一気に茶番感が出てしまったことがだいぶ残念(韓国の人にはわかんないだろうけど…)。真木よう子の、メイクする時間なかったのかなと思うほどのどスッピン感の狙いはよくわからなかった。
もうハリウッドでも通用するんじゃないの、ってくらい立派なマッチョボディの西島さんによるスタント無しアクションもかなりの見応え(さすがにあの車から逃げて駐車場に行くまでの逃走劇はスタントかなあ)。在日の役ってのも勝手に親近感。流暢な韓国語も素敵。もちろん日本語喋ってても素敵。ぼろぼろのジャケットも素敵。シャワーシーンはもうちょと長くてもよかったんじゃないか。