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2.09

『なんちゃって家族』

たいして期待もせずに見てみたローソン・マーシャル・サーバー監督『なんちゃって家族』 、これがもう、大好物過ぎてびびった。と思たら『ドッジボール』の監督さんだったのね。
いい歳してマリファナ売人のダメ主人公、連発される四文字単語、意味不明なまでに下品でエロいお隣夫婦、アッパーな音楽、でも打ち上げ花火をバックにロマンチックなキスシーンや、ラストには『トイ・ストーリー3』がかってる感動も忘れず、もちろん、ハイウェイを走る車の空撮と最後のNGシーンにもぬかりなく。この監督がまさか中島丈博先生レベルに家族制度に考えてるわけではないと思うけど、いい感じにそういうものを否定しているストーリーも好感度大、と、個人的には結構文句のつけようがないくらいのアメリカンコメディでございました。宣伝文句は「批評家酷評!」ですけど。
ブラピと離婚以降ぱっとしなかったジェニファー・アニストンが、やっと開き直ったかのようにストリッパーの役をハジけて演じてて、中々良い。前から気になっていたエマ・ロバーツ(ジュリアの姪)も可愛い。「土下座なんてセックスの前しかしない!」はいいセリフ。

そして、大雪の中8日に公開されました井口奈巳監督『ニシノユキヒコの恋と冒険』について、改めてmessyさんに竹野内愛を吐露しているので、お時間のあるときにでも是非ご一読を〜。自分の文章を読んで本編を思い出して、早く二回目見に行きたい。見知らぬ方に「ネタバレしてる」って怒られたけど、そういうことで魅力が減るような映画ではないと思うので、安心してお読み下さい(でもディスられることにめっぽう弱いので微妙に凹んでいる)。