2.18
『RUSH プライドと友情』
F1にはまったく興味はないけれど、ロン・ハワード監督『RUSH プライドと友情』 には感動致しました。1976年大人気だった、性格や行動が真逆のF1レーサーふたりを巡る、実話に基づいた男たちの物語。男には、速い車とマブい女と熱い友情があればいい…、その熱さに、見ながら、ロンさんほんまにええ人なんだろうなあとそっちの方にも感動してしまった。どうでもいいけど、私はハント派(しかしプレイボーイの描き方もどこまでも真面目で、やっぱり絶対ロンさんはいい人)。
もちろんF1カーがものすごい勢いで走るレースシーンの迫力は音も映像も凄いんだけれど(だからこれは絶対映画館で見るべき)、そいういう大舞台のレースシーンと、そのへんの道端で運命の女と出会う瞬間と、大事故が起こった瞬間と、そういうものが同じテンションで並んでるのがなんか不思議な映画ではあった。 ばりばりのアメリカ映画のようでアメリカ人がほとんど出てこないし。で最終的に諸悪の根源は日本の天気なんじゃないかっていう。
と映画は大変面白かったけど、『ゼロ・グラビティ』を見て宇宙がイヤになったように、これを見て改めてレーサーの旦那なんて絶対いややなと思った。私だったら泣いてでもヘルメット被るの止める。