3.27
『2045 Carnival Folklore』
夜な夜なオーディトリウム渋谷さんに向かい、加藤直輝監督最新作『2045 Carnival Folklore』 先行ライブ上映を拝見。
日本中の原発がメルトダウンした2045年の日本、かつて横浜と呼ばれた町を怪しいクスリと食べ物で支配する「兄弟」という組織が「アニキ」と言う巨大なビルで行っている謎の医療行為を続けている、そこに他の場所からやってきた一人の男が現れることで世界が変わり始める……。ものすごい勢いのモノクロ映像と、ハードコアなノイズ音と、今回はSierror!(ごめん記号の出し方がわからない……)&岡本英之の生ライブ演奏つきのヤバい状態で、映画を見ながらダメなクスリをやってるような感覚になるうえ、作品自体も、きゃわゆいバニーガールが勃起したちんこに中指を立ててるような(詩的な表現ができなくて失礼)めちゃくちゃ爽快なパンク映画で、大変満足(冒頭のマイクからちんこみたいだなと思った私の勘は無駄に外れてないってことでいいのかな。まあ、出てくる女はナースかバニーガールかキチガイなんだから、いいんだろう)。グロテスクなものも色々映るけど、楽しい。ライブ付きも最高だったけど、改めて普通の上映でも見てみたい。
とにかく、インチキなマッド博士を演じる長嶌寛幸氏の姿がツボで、出てくるだけで笑ってたのに、最後にはなんか本気でかっこよくなってしまっていて、ずるかった。