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4.01

『ダラス・バイヤーズクラブ』

サービスデーなので1100円で、ようやくジャン=マルク・ヴァレ監督『ダラス・バイヤーズクラブ』を鑑賞。
ろくでなしの男がHIVに感染したことで政府と製薬会社を相手にひとりで立ち向かう実話感動作、みたいに宣伝されてるけど、実際見てみるとそれは間違いで、 80年代まだまだ同性愛差別のひどいテキサスを舞台に、ヤリチンでがちがちのホモフォビアなカウボーイがHIV感染が発覚したことをきっかけに徐々に同性愛者を受け入れることを学び、体は病気だけどまっとうな人間になっていく、という感動ストーリーで、そう考えるといい映画だと思います(でもばりばりのテキサス映画風なのに、監督さんはカナダ人なのね)。こんな作品がR15なのは意味不明。
今作でめでたくアカデミー主演男優賞を穫ったマシュー・マコノヒー、もちろん前から大好きだし今回も良かったけれど、21キロも減量した驚異の役作り、本人とわからないくらい変わる努力をしたなら、別に本人じゃなくてもよくね…?元から痩せてる俳優使えばよくね…?と、うっすら思った。ごめん。最近ジェニファー・ガーナーの出てる映画には良品率高し。でも80年代の渋谷にツタヤはないぞよ。