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4.05

『ドン・ジョン』

なんとなく気になって、ジョセフ・ゴードン=レヴィット初監督作『ドン・ジョン』を見に行ったら、なかなか面白かった。
毎晩クラブでお持ち帰りに成功するようなモテモテのジョセフ監督本人が演じる主人公、でもどんなにマブイ女と付き合ってもポルノの方が充実してるし色々煩わしくないしと、エロ動画を見ることがやめられない。日本でもAVの見過ぎでおかしなセックス観をもってる男子や、婚活に焦り過ぎてる女子におすすめ。実家が金持ちの女と付き合う面倒くささも味わえます。
映画のノリとしては『モテキ』的な軽さなんだけど、初デートで行く映画館のクラッシックな感じは悪くないし、何よりジョセフくんは本当にいい人なんだろうなあとほっこりできる。正直、性根の汚れた私は、この展開だと最後にもう一度どんでん返しがあって誰かが痛い目に遭うんだろうなと思ってたら、普通にめっちゃハッピーエンドで、物足りなさがないってわけじゃないけど、まあこれはこれでいいのかと。むっちむちのスカーレット・ヨハンソンより、いかれたジュリアン・ムーアを選ぶ監督が悪い人なわけがない(ここでもジュリアン姐さんは無駄に脱ぎっぷりがよかった)。
穏やかな顔つきに似合わずジョセフくんの体があまりにもマッチョで、その違和感には最後まで慣れられず。でも、スマホを使ってるから現代の設定なんだろうけど、ジョセフくんが基本的にタンクトップ着てるとか、クラブでのダンスが妙に古くさいとか、全体的なダサさも笑えて。もうちょっとバカになってからの次回作に期待大。