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7.19

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

特に興味のある監督でもないけどとりあえずトム様の姿を眺めたくて、ダグ・リーマン(ライマン?)監督『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 を、連休初日の激混みシネコンにて鑑賞。日本のラノベSF小説が原作ということで話題らしいけどそちらは未読。
確かに、こういうループものの主役が、今まで文字通り生き延びるためだけに生きてる役みたいなことばっかり演じてたトム・クルーズで、あのトム様が何回も何回もあっさり殺されるという設定は新鮮で面白かったかな。それでも、最初はショボ兵士だったのがあっというまに期待通りのヒーローになり、トム様だから戦闘地でもノーヘルで存在感は抜群、最終的には体を張って地球を守ってくれて、トム様はどこまでもトム様だったけど。
しかしこういう物語を映画化するってことは、やっぱりループする中での主人公の個人的な変化よりもビジュアル的なことが重視されてしまうわけで、それを繰り返し見せられてもこっちは退屈するだけで、中々難しいなあとも感じ、改めて『50回目のファーストキス』の偉大さを痛感したりもした。
最終的にぐにょぐにょした宇宙人が何のために地球を侵略したのかとか、始めの上陸作戦で今どきのロボットは塩水と砂で壊れたりしないのかとか、細かいことはまあいいのか。お気に入りのエミリー・ブラントちゃんがかっこよくて嬉しかった。