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8.16

『トランスフォーマー/ロストエイジ』

これっぽっちも興味ないんですけどとぶーぶー文句たれながらマイケル・ベイ監督『トランスフォーマー/ロストエイジ』 を見てみたら、これが結構楽しめて(さすがに165分3Dの自信はなく、2D鑑賞)。
何気にほとんど見てるこのシリーズ、今回も相変わらず、でかいロボット!派手な車!パツキンのまぶいビッチ!だけで構成された映画が逆に、ここまで何ひとつこじらせた気配や苦悩の形跡もなく、感動的なほどに空っぽな世界は決して嫌いではなく。憎めないバカ、ということで、映画界の狩野英孝と呼びたいベイ兄さん、49歳でこれはある意味凄いと思うけど。
映像がごちゃごちゃしまくってるのはもちろん、脚本的にも意味不明な箇所があり過ぎるけど、でも舞台が香港になった途端多用される縦の運動に、ああちゃんとジャッキーにリスペクトを表してるのねと感心したり、ヴィクトリア・シークレットへの愛も十分伝わったり。あと、ものが飛んでるときのスローモーションに並々ならぬこだわりがあるみたいね(タイヤのビンタには大爆笑した)。

で、なんとなく好感を持ってしまったためベイ兄さんの経歴を調べてみると、昨年『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』というコメディ映画を撮っていて、これが、マーク・ウォールバーグやエド・ハリスなど豪華キャストなのにも関わらず日本じゃDVDスルー。なのでつい借りて見てしまったら、これがまた劇場未公開も納得のゆるいアクションコメディ(めちゃくちゃバカバカしい話だけど一応実話らしい)、それでも爆破とカーアクションには手を抜かない。