BLOG

9.24

『フライト・ゲーム』

なんかちょっと気になって、シャウマ・コレット=セラ監督『フライト・ゲーム』を見に行ってみたが、今回は勘が外れたか。
アル中の航空保安官が飛行機の中でそこに搭乗しているらしいテロリストから脅迫メールを受け取り、次々人が死んでいく機内で犯人を捜していく密室サスペンス。まだ飛行機すら出てこないファーストカットから苦悩しまくりのリーアム兄さんの表情(とラストカットのはにかみ笑顔)に既に笑ってしまい、そのあとも、一応ハラハラすることはあったものの、特に頭脳戦ってほど凝ったことしてるわけじゃないし、テロリストの正体とその動機がいくらなんでもナイーブ過ぎて映画のオチとしては弱過ぎる気がしたし、主人公がちょっと自分の悲しい過去を話しただけで乗客がみんな味方についてくれるとか展開ゆる過ぎる気がした。重要な役なのかと思ったら最後まで大した活躍もしないジュリアン・ムーアの中途半端な立ち位置もなんだかな。『LUCY』に続き、見たあとの何も残らなかった感がすごかったです。
ただこの映画で、飛行機のトイレの最新換気扇も、強力テープでバミれば煙草が吸えるんだと勉強できたのはよかった。