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10.02

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

映画化されるまでタイトルも知らなかったアメコミですが、ジェームズ・ガン監督『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』 はなかなか馬鹿馬鹿しくて面白かった。
幼い少年が親の死に目にあった次の瞬間あっさりとUFOに誘拐され 、そのまま宇宙でどうやら特に不自由なく暮らし続けて、普通の青年になったらしい主人公。結構なトラウマやと思うけど、そんなことはたいして問題ないような、こじらせ感ゼロのチャラい主人公がよくて、演じるクリス・プラットくんのことを調べてみたら、大好きな『LEGO(R)ムービー』のエメットくんだったのですね。主人公になるための特別な何かがあるわけではない、無個性なヒーローという共通点に大いに納得。
地球から唯一持ってきた母の思い出が詰まったカセットテープから流れる80年代の懐メロに乗って、ガラの悪いアライグマや気の良い大木と脱獄をはかったり宇宙を救ったり、いつの時代かどこの星なのかもわからないまま、ラストの大戦闘シーンはちょっと長いなと思ってしまったけど、アホっぽい勢いは嫌いじゃなかった。「ウォーキング・デッド」のメルルが出てたのは嬉しかったが、真っ青星人なのはちょっと悲しかった。