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10.27

『まほろ駅前狂騒曲』

シリーズ第一作は見てるけれど、途中のドラマ版は一回も見ておらず、それでも十分楽しめた大森立嗣監督『まほろ駅前狂騒曲』 (パンフレットがやたら豪華でお得感がすごい)。
映画が始まって数分は、まほろワールド的なもののノリについていけるかちょっと不安になるものの、豪華なキャストと、かなり丁寧に語られる物語と、特にすごいことをしてるわけでもないけれど落ち着いた演出の安定感に徐々に馴染んでいける。松田龍平と瑛太のやりとりも、わざとらしさが全然なく、可愛いだけじゃないんだなあとうっとり。
内容的にはかなり盛りだくさん、同性愛カップルでもない特に男女の役割が決まっているわけでもない男性同士に子育ては可能かというかなり重要な問題を扱ってるとも言えなくもなく、子どもを巡る男たちの会話にちょっと泣いた。
しかし前作では断然龍平派だった私が、今回はもしかしたら瑛太かも〜、と揺れた女心。今までの美しいイメージとは違う、白髪を染める気もなさそうなワイルド感がええわ(しかしあのお腹については終映後の女子トイレでギャルたちが話題にしてた…)。