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11.24

「ジョナス・メカスとその日々を見つめて」

既に数日経ってしまいましたが、アップリンクさんにて開催された「ジョナス・メカスとその日々を見つめて」 にご来場くださったみなさま、ありがとうございました。
私は、22日に『リトアニアへの旅の追憶』(72年)を鑑賞&トークイベントに登壇し、23日に『幸せな人生からの拾遺集』(12年)を鑑賞し吉増剛造さん&金子遊さんのトークを拝聴するというスケジュールで参加。一ヶ月ほど前にこのお話を頂いたとき、さすがに準備しなきゃと焦って本を買ったりDVDを入手したりしたのですが、ちらっと読み直したり見直したりしただけで、これを数日再勉強しただけで何かがわかるわけがないと完全に降参、完全にノー準備で本番に臨み。まんまとトーク直前に10年ぶりくらいに見直したリトアニアに思いっきりやられてしまって、その状態でろくなことが話せるわけもなく、すごいねーおもしろいねーを繰り返すしかないグダグダなトークを展開してしまったのはほんますんませんでしたとしか言い様がないのだけれど、でもそうとしか言い様がなかったように今でもちょっと思っている。
初見の『幸せな…』も、タイプライターの音のように響く映写機の作業音、流れるメカスの歴史、世界のおじいちゃんたちはまだまだ過激で元気なんだなとうっとりしまくり。その後の吉増氏の妖精のようなトークと金子氏のお勉強になるお話、前日の自分の仕事との差が恐ろしかったけど、そんなことは都合良く忘れて、思いっきり楽しませてもらいました。偉大な人って、性別不詳になっていくよね。
しかしこのイベント、両日ともほぼ満席な大盛況で、しかも意外なことに若いお客さんがほとんどで、メカスを見たいと思っている人がこんなにいたのかとびっくりしてしまった。もっと色んなところで上映するべし。