1.07
『ベイマックス』
で、映画初めにはドン・ホール/クリス・ウィリアムズ監督『ベイマックス』を(この監督、アナ雪では声優って、どんなけ芸達者やねん)。
最近のディズニーが、アニメの仮面を被って本気で大人しか相手にしてないようなレベルの映画を連発してしまったことを反省しているかのように、今回は完全にお子様向けアニメとなっており、一応大人としてはやや物足りない感が残るものの、それでももちろんよくできた映画でございました。きゃわゆいベイマックスが悪マックスになった瞬間には興奮、そこからもうちょっと面白い展開にできなかったものかと。それでも泣いたけど。
ロボットがメインキャラだからか、かなり日本に寄った世界作り(まさかディズニーアニメでかに道楽とつぼらやが見られるとは)。日本の戦隊ヒーローものとアメコミヒーローものを程よくブレンドしたって感じか。飛ぶシーンの勢いがとにかく凄いので、これは3Dで見た方がよかったのかな。
それにしても、ドラマ「ブレイキング・バッド」然り今作然り、ちゃんと理系のオタクたちに光を当て、子どもたちが化学や科学に興味を持てそうな物語を提供するってのは、素晴らしいと思います。これ見たらロボット作りに大学行きたくなるよなー。
と、映画自体にさほど不満はないのですが、アニメとはいえほぼ大人だらけの周囲の観客たちが、たいしたギャグシーンでもないのに大爆笑の連発で、なんだかなあと思ってしまった。これが日本人の大人のレベルなのか、池袋のレベルなのか。