BLOG

2.14

『激戦 ハート・オブ・ファイト』

実は今回が初体験のダンテ・ラム監督『激戦 ハート・オブ・ファイト』、格闘技をネタに、もっと男臭い映画を想像していたら、えらくファンシーでロマンチックな作りになっていたことはだいぶ予想外だったが、嫌いではない。悲しいかな親の血なのか、映画でボクシングシーンを見るのが好きらしい自分に最近気付いた。
冒頭5分の間に、主な登場人物である男女3人が不幸のどん底に落ち、そこからひたすら敗者復活する姿が描かれるだけなんだけど、父と息子と母と娘とと言った単純な人間関係が器用に入り乱れて、とにかく主演の男の子が可愛くて、退屈しない。ダダ漏れのBL感が憎めない。
さすがに、反復されるトレーニングシーンのドMっぷりと、ラストのまさかの作戦には吹き出してしまった。
でさあ、これ見ながら思ったけど、総合格闘技ってめちゃくちゃ足臭い人とかワキガの人って勝てるよね。