2.27
『娚(おとこ)の一生』
結構ガチな枯れ専な私としてはトヨエツなんてロリコンレベルなんですけどと思いながら、廣木隆一監督『娚の一生』 を見てみたら、これが手抜きとかじゃなく、↓『フィスティ〜』とまったく同じ感想だったとさ。って、こっちは完全に少女漫画原作の映画化なんだから当然なんだけど。トヨエツと向井理が自分を巡って殴り合いって。
家事はしないくせに女の容姿には文句をつけてくる中年哲学科教授(絶望的)と不気味なくらい良妻賢母を内面化してる不倫に疲れたアラサー女子の不器用な恋愛。男のいちいちの行動が女子の胸キュンポイントを刺激、女に対して無礼としか思えない行動すらここまで少女漫画ならそんなものかと特に怒る気にはならず。ここまで夢見せてくれるならいいんじゃないでしょうか。雨に濡れてからの「きれいやで」にはさすがに吹き出したが。あと、風呂上がりでもないのに素足を舐められるのは個人的にはなしかなと。
都会に疲れて地元に戻った主人公、そのロケーションがとても良くて、つい田舎生活も悪くなさそうだなと思った自分にちょっとびっくりした。疲れてんのかな。