『（500）日のサマー』は好きじゃないのでたいして期待せず、ジョシュ・ブーン監督『きっと、星のせいじゃない。』 を病院帰りにふらっと見にいってみたら、まぶた腫れるほど号泣。すっぴんで行ってよかった。わたしゃ洋モノ難病映画に弱くてねえ。
お互いに末期レベルの癌を抱えたティーンエイジャーのガールとボーイが恋に落ち、生まれて初めて他人を愛するという経験を味わったり家族の愛を再確認したり、と書くとえらく陳腐な話のようだが、主演のふたりのフレッシュ過ぎる魅力と（病気にしてはふたりともムチムチ過ぎないかとちょっと思ったけど）、可愛らしいラブコメとして悪くない演出が結構いいのよ。さっき知ったけど監督さんは私とタメだそうで、多分色々わかってる人。アンネ・フランクからの初セックスという強引な流れもまあいいんじゃないでしょうか。ローラ・ダンやウィレム・デフォーなど周りの大人も良かった。ピュアなハートを取り戻したい人にオススメ。