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5.02

『龍三と七人の子分たち』

私の理想の男性トップ3のうち2人が出演してるとなれば病み上がりでも見逃すわけにはいかぬと北野武監督最新作『龍三と七人の子分たち』 を。
70前後の元ヤクザたちが集まって好き勝手に今どきのチンピラ(関東連合みたいな)をとっちめるコメディ。映画が始まって一時間近く経ってもなんの展開も見せないストーリー、ゆるゆると交わされる昭和の漫才のようなやりとり、久しぶりなくらいのグダグダ感にこれ大丈夫かと一瞬焦りそうになるも、老人が主役の映画なんだもの、映画のリズムも老人感覚ってことで、『アウトレイジ』のようなスタイリッシュさはないけれど、これはこれで正しいのかとひとり納得。さすがに、小野寺昭演じる右翼ジジイの過激過ぎるブラックジョークには大笑い。
頑固なおとぼけジジイ、 にしては藤竜也さまはちょっと二枚目過ぎるかと思ったけど、とりあえずかっこよかったからいい。ちょっとだけ中尾彬を見直した。