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5.14

『ブラックハット』

ちょうどいい具合に近所でやっていたので、マイケル・マン監督『ブラックハット』 を見てみた。
久しぶりのバリバリなアメリカ映画と思いきや舞台は完全にアジアだし、天才ハッカーを巡るハイテク物語かと思いきやバズーカとかドライバーとかやたらアナログな道具が出てくるしでだいぶ想像と違った。ちょっと話がさくさく進み過ぎじゃないかと(FBIのネエちゃんものわかりよ過ぎないかとか犯人の正体普通過ぎないかとか)思わなくもなかったし、色々狙われてるわりにはみんな無防備過ぎないかと思わなくもなかったし、原発爆発させといて最後は錫て!とずっこけかけたけれど、マンさん渾身の、本物の銃&銃声を使った(すごいことなのかも知れんけど、なんか笑ってしまうそのこだわり)銃撃戦の緊張感や、最初は魅力がわからなかった主演の男女ふたりが首筋ひとつでだんだんとかっこよく見えてきたのには満足できたので、良しとすることにする。ただ平和に祭りで盛り上がってるだけなのにボコられるマレーシア人たちは大変不憫であった。