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6.02

『セッション』

久しぶりに、つまらな過ぎて本気で途中で席を立ちそうになったデイミアン・チャゼル監督『セッション』。こんな映画がヒットするって、本当に意味不明。
若きジャズドラマーと鬼教師のスポ根もの、では済まされない、まったく笑えない軍隊的マッチョなファザコンたちのどうでもいいやりとりにうんざり(単純に、音楽のことはよくわからないけど手から血が出して楽器を汚すほど練習しまくるのが演奏にとって良いことなのか??)。
とにかく、この小太り主人公の人格すべてに耐えられなくて、謙虚なフリして他人の失敗をほくそ笑んで喜び、超身勝手な理由で女を傷つけても一言の謝罪もない、そんなうえ大事な舞台にスティック忘れるって、いくらなんでもアホ過ぎやろ。現場にカチンコ忘れる助監督がおるかよ(おるか)。ラストの鬼教師の仕打ちも性悪過ぎて本気で引いた。ミュージシャンってこんなイヤな奴ばっかりなのかと思ってしまうよこれは。
と思い出すだけでイライラするので文句を書く気も起きないとさ。85年生まれとお若い監督さんには是非『RocksOff』でも見て出直して頂きたい。