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6.26

『ローリング』

とにかく周囲で評判がいいのでかなり期待して冨永昌敬監督『ローリング』 を見てみたら、これが確かに大変面白かった。
10年前に女子更衣室盗撮事件を起こした元教師と、その元教え子が地元水戸で再会。なんやかんやとローリングした結果、元教え子は元教師の彼女を寝取り、いかがわしい男たちに絡まれ、電気ドリルで脅される。と書くと、バカバカしい映画のように聞こえるし、事実よくこんなこと考えついたなと感心するほど本当にバカバカしい映画なんだけど、ここまで真剣にバカバカしいこく、撮影や音楽ががっつりかっこいいことが感動的。出てくる俳優も見事にみんな良し。
全体的に現実に有り得ない嘘っぽさの中、男女が絡むシーンになるといきなりぐっと生々しくなる瞬間に動揺させられ、このまま冨永監督にはちょいエロなウェス・アンダーソン道を進んで撮りまくって頂きたい。
主演の三浦大貴くん、顔も可愛いけど父親譲り(母親もか)の渋い声がほんとに素敵。延長!