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9.20

『EDEN/エデン』

日々ロキソニンに感謝しながら、ミア・ハンセン=ラヴ監督『EDEN/エデン』 を鑑賞。これは確かに爆音で見たいかもと思ってしまった。
フランスを舞台に、90年代のクラブキッズたちが当たり前のように歳をとり当たり前のようになんやかんやありながらおっさんになっていく、ただそれだけのことなのに、大変面白かった。全篇に流れる華やかなミュージックとは裏腹にこのノーカタルシスなテンションで進んでいく感覚はかなり好み。全然爽やかじゃない青春映画。
監督は81年生まれだけど73年生まれのお兄ちゃんがモデルということで、主人公の年齢は私よりやや上っぽくて、個人的には姉の元カレ(職業DJ 、だったけど今何してるのかな…)を思い出しまくりでちくちく心が痛く。でもこれは見た人みんながそれなりに痛い映画じゃないでしょうか。ものすごく限られた話のようで、世界的にやっぱり男ってバカだなという結論も含め。
出演してる俳優とかを見てるとこれが現代フランス映画の最先端なのかしらと。羨ましい限り。