10.08
清まとめ
ロクに通えなかったうえトークイベントにも伺えなかったことが大いに悔やまれるシネマヴェーラさんでの「カンヌ凱旋 黒沢清レトロスペクティブ」 ですが、なんとか『勝手にしやがれ!強奪計画』『勝手にしやがれ!黄金計画』(96年)と『復讐 運命の訪問者』『復讐 消えない傷跡』(97年)を久しぶりに(フィルムでは初めて)拝見し、哀川翔の股上の深さの変化について考察したり、菅田俊の声のかすれ具合の変化について考察したりして、こんなノリもテンションも異なる映画たちをほんの数年の間に作るってマエストロは恐ろしいなあと今さらながら痛感したところで、『ドレミファ娘の血は騒ぐ』(85年)も見直してみてちょっとほっこりした気分になったところで、〆にテレビ作品シリーズを見て、初見の「タイムスリップ」で大いに度肝を抜かれたのでした。フランスのマニアたちがこれを見たらどう思うんだろう…。