3.27
『哭声/コクソン』
國村隼が出てる韓国映画、くらいしか情報を待たずナ・ホンジン監督『哭声/コクソン』見てみたら、こんなバリバリのオカルト映画だとはちょっと予想外でした。
韓国の田舎町に謎の日本人(よそ者)が越してきて以来連続して起こる猟奇殺人、主人公の警察官が不審に思い捜査を始めると信じられない事実が続々と…。韓国映画らしい全編ハイテンションな感じは嫌いではないし、確かにこの國村隼はすげーと超感心したけれど、あんまり怖くはなかったのが残念。あと、私が悪いのか編集が悪いのか、時々人間の位置関係がわからなくて混乱してしまった。あと、主人公の食いしん坊キャラが中途半端だったのが残念だった。
ただこれは韓国人にとってどれだけキリスト教や祈祷師が日常的なものとしてあるかがわからないと(うちにも専属の拝み屋がいます)トンデモ映画みたいに見えたりするんじゃないかしらね。あの祈祷シーンはめっちゃ興奮した。
でもこんな立派な映画を美男美女を使わず作れる韓国はそれだけで凄いなあと。『アイアムアヒーロー』なんかで喜んでる場合じゃないと思います。