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4.01

『ラ・ラ・ランド』

めちゃくちゃ出遅れたけどやっと見ましたよっと、デイミアン・チャゼル監督『ラ・ラ・ランド』。とりあえず、これでアカデミー賞獲れたって勘違いするの、厚かましくない?。前半90分要らなくない?全部で128分やけど。
監督の前作『セッション』は本気で途中で席を立ってやろうかと思ったほど腹立たしい映画だったのに対し、今回は事前にムカつく準備が出来ていたのでさほど怒る気にはならないが、それでも嫌は嫌だった(評判の良い冒頭の渋滞シーンで主人公がプリウスに乗ってるって時点でかなり興ざめした)。
ジャズにもミュージカルにも詳しいわけじゃ全然ないけど、それでも、音楽と映画がぶつぶつと切り離された構成にゲンナリ、面白くない個性的なカット割りにゲンナリ(被写体との距離感が無理)そして何より、相変わらずこの監督の考える主人公の男の幼稚な夢とプライドに超ゲンナリ。前作でも女に酷いことしてたけど今回も大して変わらんよね。最低なことしといて一言も謝らず、ひとりで感傷に浸るとか、子供か。他にも色々問題を抱えてるとは思うけど、多分既に他の人が書いてくれてるでしょう。あ、でも、せめて『WALL-E』くらいは見ろ!とだけ言っておきたい。
エマ・ストーンの魅力がイマイチよくわからなかったのもなあ。今まで苦手だったライアン・ゴズリング、今回はすべてのダンスのシーンで目が死んでたのが良かった。