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4.18

『はじまりへの旅』

見たから知ったけど、カメラマンが『ジャッキー』と同じ人だったんですね、マット・ロス監督『はじまりへの旅』。ヴィゴ様、先日のアカデミー賞での息子とのツーショットはいろんな意味で衝撃かつ素敵やったけど、この映画自体はちょっと???という感想。
現代に生きながらも学校には通わず森の中で自給自足し、TVもゲームもコーラも否定しながら6人の子どもを育てているシングルファザーのヴィゴ様。みんな幸せそうではあるけど、クリスマスではなくチョムスキーの誕生日を一家で祝う姿は、単にカルトの洗脳施設の風景にしか見えず、周りの反対もそりゃそうやろうとしか。文明社会の否定は別にいいけど、かっこいいこと言ってるわりにはやってることがあまりにも紋切方過ぎる気が。子ども大怪我させてやっと目が醒めるってのも、子どもにしてみれば迷惑すぎる話やし。父親の母親の死に対する責任も、「結局オヤジが無理させてたんじゃないの?」と思ってしまった。
それでもヴィゴ様が髭を剃った姿には思わず「かっこいー!」と声を漏らしてしまいましたが。