5.10
『メットガラ ドレスをまとった美術館』
セレブのインスタをチェキってたら気になって、アンドリュー・ロッシ監督『メットガラ ドレスをまとった美術館』を見てみた。
年に一度NYメトロポリタン美術館で開かれる世界最大のファッションイベントの舞台裏を映すドキュメンタリー、というより、アナ・ウィンターのドキュメンタリー。さすが怖いだけのお洒落番長ではなく、実業家としての才覚も凄まじいということがよくわかりました(しかしコーヒー飲み過ぎ)。でもこんな上司絶対イヤ。
「ファッション」という分野が美術界からはジェンダー的な意味も含め不当に扱われることに抵抗する現場の人たち、キュレーターのアンドリューくんがんばれ!と応援せずにはいられない。
めちゃくちゃ華やかな世界、を支える裏方の人たちの仕事、をもうちょっときちんと見たかったという感想は残るものの、ウォン・カーウァイってこんな立派になっててんやとかジョン・ガリアーノって今こんななの!?という驚きはなかなか。リアーナはデビュー前に横浜の小さなライブハウスで見たことがあるので、あの娘がこんなになって…と勝手な感動もあり。今年のギャルソン版のも見てみたかったなー。
しかし最終的に、「メットガラ」って主役のいない披露宴、みたいなことでいいですかね。お金って偉大。