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5.16

『スプリット』

ネタバレだのなんだのうるさいから余計なことが耳に入る前にと、M・ナイト・シャマラン監督『スプリット』を見てみたが、とりあえず、15年前の映画をみんながいちいち覚えてると思うなよと愚痴りたくなるほどにはイマイチだった。
今までは宇宙人とか自然とか「まさか!」ってものがまさかだった面白さがあったけど、ネタが多重人格となると「まあそういうこともあるかもね…」って普通に納得してしまうし、最後の人格の姿も、まあマッチョが気合い入れたらあれくらいにはなるかもね…とたいした驚きもないし(どうせならCGで思いっきり怪物とかになってほしかった)。トラウマとの向き合い方も中途半端、誘拐されるのがピチピチの女子高生である必要性も意味不明(むしろあのトラウマならBBAへのミソジニーをこじらせるんじゃね?)、など。まあ監督がHooters好きならしゃあないのか。