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5.18

『ルート1/USA』

そう言えば見てないなくらいの軽い気持ちで行くもんじゃなかった、ロバート・クレイマー監督『ルート1/USA』(89年)。
255分あるのはまあわかってたからいいんだけど、暗い、重い、怖い。医者の主人公が辿るルート1、フィクションでありドキュメンタリーでもあるそこに次々と映る田舎、貧困、原発、愛国者、差別……、30年近く前のアメリカの映画なはずなのにいつの時代のどこの国の話なのかわからなくなる生々しいホラー感もあり、鑑賞後は4時間という体感以上の疲労感に襲われたのでした。ぐったり。
しかしこんな映画をフィルムで観れる機会も貴重だと思うので、お時間のある方は是非。