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5.31

『美しい星』

実は結構期待してたんですけどね、吉田大八監督『美しい星』。三島由紀夫の原作は未読だけど、映画としてはもしかしてジェフ・ニコルズとかシャマランみたいなことがしたかったのかなあ。私にゃあようわからんかった。結局みんな孤独ってこと?
宇宙人とか地球人とか社会問題とか環境破壊とか色々問題っぽいことが語られて不思議っぽいことが起こりそうで、起こりそうで、を繰り返されるうちに「どっちでもええわ…」としか思えなくなって。主人公たちが宇宙人だったとして、そのことに対する緊張感が全然伝わってこないというか。他の家族が宇宙人で自分は地球人かも、という事実が母親にどう影響するのかとかも適当に扱い過ぎな気が。
ただ亀梨くんは、ちょっと老けて、今までより人間っぽくて(設定からはズレるけど…)よかった。