BLOG

7.23

『ハクソー・リッジ』

高田高地のことも沖縄戦のことも全然知らなかったけど、メルギブがかなりやべー奴だということは改めてわかった『ハクソー・リッジ』でした。公式の宣伝に沖縄のおの字も出てこない事情はよくわからない。
前半はまあ普通にぼーっと見てたんですけど、さすが話題の戦闘シーンに入ると「わかったから、もうやめて…」と言いたくなるほど、これでもかってくらいの流血な陰惨さに本気で疲れた。ぐったり。これに対して「沖縄を全然描いてない!」と怒る気はないし、これはこれでじゅうううぶん「戦争ってイヤだな…」と思えるので特に文句はないのですが、戦闘シーン以外はやたら雑やなという印象は抱きました。冒頭のナイフとか全裸の男とか、婚約者の扱いとか、放ったらかしかい、と。まあメルギブに誰も繊細さなんて求めてないだろうからいいんでしょうけど…。
しかしさすがにアンドリューくんは『沈黙』に続き、よく似た感じの役過ぎて、アメリカでは敬虔なキリスト教っぽい顔なのかしらん。