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9.18

『幼な子われらに生まれ』

監督が女性ってことくらいしか情報を持たず、三島有紀子監督『幼な子われらに生まれ』を。
冒頭から、なんかワケありの家族なのかなってことは理解できるも、ボタンダウンのシャツを真っ白なパンツにインする浅野忠信が、どう頑張っても優しい家庭的なパパに見えず、こいつなんか裏があるんじゃないか…としか思えなかったので全然物語に入り込めなかったのは私だけなのかしら。
全体的に、血縁か血縁じゃないかとか家族かとか家族じゃないかとか以前に、登場人物が全員地味に最低なやつにしか思えなくて(特に大人たち)、それが幼な子が生まれたからってどうこうなるもんなのか?という感想(あんな事件のあとこんな子役が重要な映画を撮るとはなかなかの度胸やなとは感心した)。