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10.05

『汚れたダイヤモンド』

なんとなく気になって、アルチュール・アルリ監督『汚れたダイヤモンド』を見てみた。
冒頭から怪しげな雰囲気、重厚な音楽、映画に疎い私でもさすがに「これがフィルム・ノワールってヤツやな(原題『DIAMANT NOIR』ですけどね…)」とわかるほど、ノワールノワールした世界。古典映画を見てるようなきちんとした演出に、男たちの骨肉の復讐劇、とんとんと進むテンポは嫌いではないが、「何か起こりそう…」と思ってるうちに、何も起こらずに終わってしまった印象。ちょっとオチがマヌケ過ぎたか。81年生まれのイケメン監督さんがたいそう真面目な映画好きなんだなということは何よりも強く伝わりました。