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11.03

『猿の惑星:聖戦記』

やっと見れたマット・リーヴス監督の『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』、めちゃくちゃ面白かったんですけど。
っていうかとにかくもうシーザーさんのかっこよさに完全にやられた。惚れた。憎しみと哀しみと愛の眼差し、仲間と家族を守りながら人間に立ち向かうその姿…、人間に例えて誰かと考えると、HiGH&LOWでいうところの琥珀さん的な二枚目っぷりでしょうか(モーリスは九十九さんで)。今どきこんな理想のリーダー、なかなかいないんじゃないでしょうか。エイプたちの鳴き声が悲痛な叫びに聞こえて、3回は泣いた。元の猿惑は詳しく知らんけど。
全体的に暗い画面と凍えそうな雪原を走り抜ける馬たち、期待を裏切らないウディ・ハレルソン(太った?)、ブレッソン風脱獄劇、襲い掛かる自然…、基本的にはだいぶ地味だけど、久しぶりに満足なアメリカ映画を見た気がする。