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11.04

『IT/”それ’’が見えたら終わり。』

爆音ではなく常音でですけど、アンディ・ムスキエティ監督『IT/イット”それ”が見えたら終わり。』を見た。幼少の頃90年版『IT』をレンタルビデオで上下巻見て以来極度のピエロ恐怖症になったトラウマ有り。
80年代終わりのアメリカ、小さな村で連続して起こる子どもの誘拐事件、「子ども」にだけ見える謎のピエロ…。
ホラー映画としてもまあまあ怖かったけど、それよりもスティーヴン・キングで言うところの『スタンド・バイ・ミー』みたいな、少年たちのひと夏の物語としてよく出来てると感じました。負け組軍団のそれぞれのキャラクターもしっかりしてて面白かった(特におしゃべりのメガネが気に入った)。いじめっ子がウザすぎてやばかった。監督は全然知らない人だけど、ポップな音楽を流すタイミングとか(バスルームのシーン)、ギャグセンスとか(怖い?超怖い?のドア)なんかおかしいよね。嫌いじゃないけど。
最近のアメリカ映画では珍しく、真っ昼間に敵やお化けが堂々と現れる姿には感心。あれは怖い。
それにしても主人公のかりあげ君、可愛いなと思ってたらまさか『ミッドナイト・スペシャル』の少年とは!