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11.14

『逆徒』

クレジットに「放火」というカテゴリーがある映画を初めて見ました、小林勇貴監督『逆徒』
静岡県は富士宮を舞台に、マジ笑えないほど悪そうな若者たちが気に入らない仲間をリンチしたことから誕生していまう不死身の「逆徒」。実際に監督の友だちだというモノホンのヤンキーたちが、公衆便所を燃やし、夜道をカーチェイスし、高級車を金属バットでボコボコにする。美容院でいきなり拉致られたくない。この体張りまくりな感じは嫌いではない。お話としては『仁義なき戦い』。しかし、リアリティのある設定やセリフ(ほぼ全員保険証がないのでケンカで怪我しても病院に行けない)、どこまでがフィクションなのかドキュメントなのか極めて曖昧なノリが、今作以外でも成功してるのかはかなり不安になる微妙なところ(まもなく公開のメジャーデビュー作の予告がちょっとね… )。自称ちょいワルなサブカル親父に捕まって、しょーもない方向に行かないことを祈ります。あきえ。