特に興味はないけど、白石和彌監督『彼女がその名を知らない鳥たち』を見に行ったら、サービスデーだからかえらい盛況でびびった（『日本で一番悪い奴ら』はWOWOWで見たけどつまんな過ぎてびびった）。
見ながら、物語の構造やキャラクターの造形がイマドキの小説って感じ、演出がイマドキのよくできた風の日本映画って感じ、と思った。くらいでしょうか。123分は長い。松坂桃李の薄っぺらさは悪くなかったが、阿部サダヲはやり過ぎかと。竹野内豊ってこんな黒光りしてたっけ。
HPには「あなたはこれを愛と呼べるか」というコピーがついてますが、私は、ただの、アホな女とアホな男が救いようもないアホな結末を迎えてなんか勝手に赦された気になってる話、と呼ぼう。自殺って保険おりるの？
それにしても蒼井優って最近メンがヘラッた承認欲求の塊みたいな女の役ばっかりさせられてて、不憫（ここまで頑張ってるのに乳首の一つも出せないのも不憫）。