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12.11

『光』

まほろシリーズとか『セトウツミ』とか、軽いノリの男子たち映画は嫌いじゃない大森立嗣監督だけど、最新作『光』みたく重くて暗い男の物語となると、一気に苦手になってしまう…。すげー力作、ってのは伝わりましたが。
小さな島を襲った津波から生き残ってしまったワケありの男と女、それぞれ島を出ても結婚してもその呪いに苦しみ、もがき続ける…的な話を、瑛太が暑苦しいくらい熱演するもんやから、何もそないに張り切らんでもと、だいぶ面倒くせえなと思ってしまった。長いし。
ちょいちょい挟まれるイメージ映像みたいなのは要らないんじゃないか。感心するくらい濡れ場を頑張っていた橋本マナミ(しかしあの乳首の隠し方は…)が、不倫したくらいで不幸にさせられ過ぎじゃないか。もうちょっと考えてあげてほしかった。
ジェフ・ミルズの音楽は、だいぶギリギリだったけど、個人的には有りかと。