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2.22

『花咲くころ』

岩波ホールが創立50周年だそうで、おめでとうございます。その記念に、ナナ・エクフィティミシュヴィリ&ジモン・グロス共同監督『花咲くころ』を見てきた。
1992年ソ連崩壊後のグルジア、不安定な国の不安定な時代に、不安定な生活を送る人たち。しかしそこでムカつくものに睨みをきかせながら強い意志と友情をもって生きる14歳の女の子たち。
確かに、五女ものの名作『裸足の季節』にも似た、えげつない男尊女卑が蔓延る世界に銃を手にしてでもNOという彼女たちの姿はとても美しく、結婚式での怒りの舞には心締め付けられた。とても良かった。それに、ウザい教師を無視してクラスみんなで遊園地とか、38歳になっても萌える。
監督は、名前長過ぎるけど、私とほぼタメの女性(とそのパートナー)だそうで(『裸足の〜』も同様)、世界中で元女の子たちが舞っているよう。