3.20
『ダウンサイズ』
大好きなマット・デイモンが出てるから見るべくらいの軽い気持ちでアレクサンダー・ペイン監督『ダウンサイズ』に行ったら、これが想像以上にツボにハマった。こういう、皮肉ききまくりなコメディだけど最後には感動させる系アメリカ映画、大好き。映画自体も超良いけど、ドールハウスに住むって、ドラえもん以来の永遠の夢でもあるし、見てて楽しい。めちゃオススメやけど、もう上映館ほとんどないのね…。
人間の大きさが13センチになったら領土は増えるし環境破壊は減少するしそれは夢の世界!と嬉々としてユートピアを目指しダウンサイズしたマット、しかしそこは全てが小さいだけのディストピアで…、と、予告からはまったく想像つかない展開。前半の、小さくなるまでの丁寧な描写には、この映画はどこに着地するんだ?とちょっと不安になるも、まさか最後にはカンボジア人の「ファック」に泣かされます(「8種類のファック」には爆笑した)。
久しぶりにアクションをしない、ただの木偶の坊なマット・デイモンがめっちゃ可愛い。そしてマット以外の出演者も結構豪華(あれ、ローラ・ダーンよね??)。