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3.25

『息衝く』

数日前のことですが、ポレポレ東中野さんにて木村文洋監督『息衝く』を見ました。まさかこんな場所でMC小宮が見れるとは!!
監督の作品は『へばの』しか拝見してないんだけど、そして全然知らなかったんだけど、今作と『へばの』は繋がっていたのね。
国政選挙にも食い込む新興宗教「種子の会」の二世として、反原発を掲げて頑張る男ふたりと、会を離れた女がひとり。それぞれが複雑な思いを抱えながら、10年前に姿を消した会の元カリスマ的存在だった森山に会いに行く(めちゃざっくりと)。
主に至近距離で撮られるカメラに、なんだか観念的なセリフに、暗い雰囲気、が、不思議とイヤではなく、「監督、声は高いけどすげえ真面目なんだな…」と130分好意的に見れた。不真面目な私はこれをきっかけに社会がどうのこうのとか考えるわけじゃないし、宗教的なこととか全然わかってないけど。
あの爆発シーンは、唐突さと無茶苦茶さについ笑ってしまったけど、『へばの』は東日本大震災前の映画だもんね。