4.09
『映画ドラえもん のび太の宝島』
なんで私が他人の川村元気研究に付き合わなあかんねんとブーブー言いながら今井一暁監督『映画ドラえもん のび太の宝島』を土曜のシネコンでガキにまみれて見てきました。結果、最低3回は泣きました。
いや川村元気の、映画版ドラちゃんをもってしても父と息子の感動物語にしか収まらない小さな世界にはうんざりしたんだけど、なんというか、今どきの幼児向けアニメって進化したのね…と素直に感心する演出力、もう芝山努監督時代のドラちゃん(もちろん大好きだけど)のザ・二次元な世界には戻れないかもしれない…。むしろ子ども時代の自分がなぜあんなテンポのゆるい映画に満足できてたのか謎…。相変わらず引くくらいのび太は怠惰だったけど。
それとやっぱり、映画版ならではのスネ夫とジャイアンの友情とか、のび太の勇気、未知の世界に行くワクワク感にはアラフォーの廃れた心も抗えず。弱ってるのかな私。
声優の変化とかキャラクターのテンションの高さに戸惑いながらも、往年のファンにしかわからない小ネタを挟んでくるあたりも、悔しいけどよくできてたかと。元気にまんまとハメられてるのかな私。
長澤まさみと大泉洋はやっぱりいい声優だなと思った。風景の新海誠感は今の流行だから仕方ないのか。
星野源の歌って、ドラえもんの主題歌でも逃げ恥でも朝ドラでも全部同じに聞こえるのは加齢のせいなのでしょうか。