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4.14

『大和(カリフォルニア)』

数日前ですが、宮崎大祐監督『大和(カリフォルニア)』を見ました。
冒頭のラップシーンから、いきなり路上で殴り合いの喧嘩を始める鋭利なナイフ過ぎるヒロインさくらの姿はかっこいいなもっとやれとワクワクしたのだが、途中でハーフのレイと仲良くなった途端優しくかわいらしくなる様に、単に友だちがいなくて寂しかったのか…とちょっと混乱した(未成年なら仕方ないのかと思うけど、未成年には見えないよね…)。しかしあんな狭い家に居候が現れたら私でもマジギレすると思う。
この映画を見るまで大和市のことも基地のことも全然知らない馬鹿なので、日常の中に不意に聞こえる航空機の爆音とそこに重なるヒップホップもギターの音も驚きに満ちていて色々と衝撃的であった。ちゃんと勉強しなきゃだめね。
しかし主人公やその友だち、全てを受け入れてくれる母親と、物語を展開していくのがほとんど女性である(ライバルの海賊みたいな同級生も)意味がイマイチわからず、もうちょっと突っ込んでほしかったなとも思った。しかし久しぶりに見た片岡礼子は素敵だった。